【No.533】権現の湯、値上げの条例改定/議会と語る会

3月議会

権現の湯、値上げの条例改定…努力は尽くされたか。

なんでも値上げの今だからこそ、現状の料金で

 3月3日開会の3月議会では初日に、上記の議案が上程され、5日の質疑で私もいくつかの質問を行いました。さらに3月11日総務経済常任委員会では、「権現の湯の利用料を最大900円まで、引き上げられるよう上限を決めること」、「温泉の管理を民間の指定管理に任せられるようにする」議案がかかりました。

私は委員会を傍聴しましたので、その質疑の様子も併せ、議論の焦点をお知らせします。

《現在までの経営状況》

H10~13黒字

H14 赤字以来ずうっと赤字

令和2年111,645人 ▲4,775万円

令和3年132,033人 ▲4,498万円

令和4年140,343人 ▲4,855万円

令和5年159,921人 ▲3,843万円

令和6年17,0571人 ▲4,413万円

  • 赤字の原因は、燃料費などの高騰・人件費の増加が主たる原因
  • コロナ禍以前は18万5260人(令和1)。コロナ禍を経て、ようやく戻りつつある。
  • 利用者/町民3割、町外7割、一人当たりの滞在時間は長くなっている。1時間から2時間近くに。ゆったりと滞在。

 《町の提案》

  1. 今後物価・人件費高騰がどれほど続くかわからないため、いちいち条例改正を行わなくとも(議会にかけなくても利用料が値上げできるように上限(今回は900円)を決めておきたい。また人件費高騰にも対応できるように指定管理に移行できるように「できる規定」を決めておく。
  2. 周辺の温泉施設も値上げ済。
  3. 他施設はすでにほとんど指定管理になっている。料金を値上げしても赤字は続くが、値上げすれば赤字を減らせる。

 《議会の主な議論》

  • 他の施設が軒並み値上をしているので、お客が「安い権現の湯」に来ている。
  • 「4千万円が多額」ととらえるか、「町民の福祉」ととらえるか。町民のために税金を使っているのは無駄使いととらえるべきではない。町だからこそ、値上げはいけない。
  • 町民や役場の職員は、ゆっくりしたいためによその施設に行くということがある。佐久地域の施設がお互いに連携して、入場者を増やす取り組みをしたらどうか。

町民は今のまま、「町外の人を値上げ」というのはどうか。
既にスキー場では「町民・町外」が対応しており、技術的には可能かと思うが。
町民利用の少ない索道事業に35億円使うのだから町民利用の多い権現の湯には支援をすべき。
指定管理になれば働くスタッフの賃金は抑制されると考えます。

今週のパチリ!

 卓上加湿器

 確定申告に役場の会議室に入ると、受付の机の上に、水色の美しい扇子状のオブジェが。
「これは何ですか」と聞くと、「加湿器です」とのこと。
見ると、その下に水の入ったボトルがあります。
和紙が水を吸って、あたりに水分の粒を放出してくれるのでしょう。
緊張しながら入ってくる住民にも、優しいさわやかなオブジェで緊張を和らげてくれているようです。

議会と語る会

2月20日(火)昼№3

3回目の「語る会」で出たご意見の概要をお知らせします。

村田が担当したグループのみのご紹介です。

1.蓼科区の施設について

  • たてしなふれあいセンター女神(健康支援センター)/現在風呂も壊れていて、ほとんど利用されていない。
  • 蓼科区公民館が老朽化でネズミも出るし、トイレも使えない状況。以前将来的にはふれあいセンター女神を公民館として活用する話を聞いていたが、町からはその後何の話もない。利用料金は半日2千円で予約は役場、冬の灯油は利用者負担であるため、利用が進まない
    議員:内容を承知していなかったため、町に改善要望を早急に伝えたい。

2.別荘の利用について

  • 移住者だが、移住の際、土地が町有地であるため、安心感があって移住を決めた。今、軽井沢などで、外国資本による別荘等の購入に伴い、不法のまた貸しや民泊施設利用による夜の騒音問題が発生しているため、町もまた貸しの禁止など条例などで規制をしてほしい。
  • 相模原市別荘跡地・清瀬市の別荘などの活用を。
    議員:先人による「土地を売らない政策」を行ってきたのは正解であり、今後町が条例などで規制をかけ、土地を売らない政策は続けるべき。特に水源地であるだけに、町所有は変えないよう頑張っていく。

3.公共交通が不便

  • 蓼科地区へのバスの減便により、住民の足が奪われている。最近は若者も免許を取らないものも増えており、土日のバスがないのは観光地としての最低限のインフラがない状況である。
  • オンデマンドタクシーも土日はなし。平日も午後2時までとなると、佐久の病院に行っても帰りが使えない状況がある。改善してほしい。
  • 茅野駅からのバス便、土日は4時まで。観光客が来やすいように足の確保を。観光地としての交通の在り方、免許のない住民への生活保障について、町行政として改善すべきと考える。
    議員:今後の政策に活かしたい。

4.町ホームぺージについて

  • 実際に使ってみると探している情報が得られない。観光地であるのに大変不便な現状を速やかに改善してほしい。Ex.体育館の空き情報、ガイドブックの地図はあるがその先の観光ガイドがない。わかりやすく簡単に。観光協会のページに飛ぶようにするなど改善を。議員:私も女神湖の情報が更新されていないと思う。以前にお金をかけてホームぺーいのリニューアルを行ったが十分ではないようだ。町には早急に対応するよう伝えたい。

みなさんのお話を伺うと、農業と観光の町というが足の確保、観光地ガイドなど不十分で手が打たれていないと感じる。

さらに改善を求めて行きたい。

みなさんからのご意見は、今行われている予算委員会などで生かされています。また、各常任委員会でも話題にして、取り組んでいくよう、働きかけていきます。

予算委員会では、これまでみなさんから寄せられた声を様々な場面で披露し、改善を求める土台となっています。引き続き、様々なご意見・ご指摘をお願いします。