【No.475】フランスの週32時間労働制目標・大学学費無償・つながらない権利

欧州の実情(志位さん欧州訪問レポートより) 

定価420円
一読をお勧めします。

2024年8月29〜9月10日、志位さんがヨーロッパを共産党議長として初めて訪れ、各国の共産党や環境政党と懇談した。
その報告集より、興味深いレポートがあったので、お知らせします。

志位さん他、国際委員会責任者など6人が随行、ドイツ・ベルギー・フランスの各国をわずか10日間を駆け抜けた形です。

その中で興味深い報告がありましたので、ご紹介します。

フランスでは週32時間労働制をめざしています。

  • 19世紀中ごろフランスで労働時間の規制が始まった。
  • 1930年代「バカンス」の獲得(2~5週間の有給、最低2週間は連続休み)
  • 1998年~2000年週35時間労働が法制化し、新たに35万人の雇用が生まれた・・・
    十分な法的規制がなかったために労働強化と賃金低下を招いたとのこと。
  • その反省から、現在運動している32時間労働制では「賃金を下げず、雇用を生み出す法的枠組みをつくること」をめざしているとのことです。

そのために、「労働時間の短縮、賃上げなどを条件に使用者に公的支援を行うこと」を求めている。

 どうしてフランスの大学学費は無償か。

フランスの大学授業料は無償で、返さなくてもよい奨学金の支給があります。
なぜ無償か。
その考えは。

1881年にフランスの教育は無償かつ義務であると定められました。
小学校から大学まで無償。
「高等教育によって利益を受けるのは社会である。だからその費用負担を社会がするのは当たり前」という考え方がフランス革命以来の国民の運動によってつくられたということ。

 「つながらない権利」

「労働していない時間については労働から解放さえるとともに、Eメールやその他のメッセージを遮断する権利」

日程調整をお願いしようとメールをしてもぜんぜん返事が来ず、直前になって連絡がついたことがあり、その原因が「バカンス中」だったのでメールの連絡を絶っていたことが判明。

「バカンス中は1秒たりとも仕事には使わない」繋がらない権利を行使するというヨーロッパのルールができている。

 ヨーロッパの共産党との対話を通して、労働者が「賃上げと一体に、自由な生活時間の全体を豊かにする運動」は、共通のものであり、また軍事ブロックに反対し、力によらない対話を通して平和を生み出す運動が共通のものであることを確認したそうです。

今週のパチリ

 「交通安全」
   願いを込めて

役場庁舎2階、総務課の窓口に置いてあったリンゴ。

「交通安全」の文字が赤い肌の中に白抜きされて浮かび上がっています。
リンゴが色づく前に、黒い文字を切り抜いてリンゴに貼って、収穫してからはがしたんでしょう。
優しいベージュの文字となっていました。
優しいお人柄がしのばれます。

年末年始はお酒を飲む機会も増えます。
「事故を起こさないように」との願いが込められています。

多くのみなさんから感動の声・コエ・こえ


11.30(土)2回目上映の前に神山監督のご挨拶があり、この映画への想いや今上映中の「シンペイ」、次回作への意欲など語っていただきました。

―感想文から、原文のママ―

  • 一つのことをやり続けることは、とても大変だし意志のいることですが、すごい人だと思いました。
    またこの会は、近くで良い映画を安く見れるので、とても良いことだと感謝しています。
    これからも末永く続けてください。
  • 大変良かったです。
    感動しました。
    家族はつらい時もあったと思い、よく理解し、応援し続けたこともよく頑張れたと思います。
  • 後半はとても感動的でした。
    「さくら」が何百年も、人々の心を打つことができることは素晴らしいと思いました。
    桜一本の木を見る度、この映画の事、そして主人公の努力、尽力を思い出します。
    自分も将来、次世代に残せるような木を植えたいと思いました、オレゴン州に在住で、茂田井がふるさとです。
  • いつも良い映画を選んでいただきありがとうございます。
    生きていくのが難しいことばかりの今の時代、価値観を改めて考え直させられる映画でした。
    監督の挨拶も良かったです。
  • 映画自体も良かったが、このような上映会が続くことが大事だと思います。
    私自身、アメリカオレゴンに住んでいますから、このような機会に合えたことに感動しました。
  • 篠田三郎さんの熱演、また内容に感動いたしました。
  • 一生のうちにこのような人生を送っていた方がいたのに感動しました。
    本人はきっと大変だなんて思わず、家族の協力があったからこそ満開の桜、とっても素敵でした。
    私はあと数年の命、少しでも人の役になれたらと思いました。
  • さくら」の上映、とても感動しました。
    神山さんのお話を聴けてさらに良かったです。
    これからも素晴らしい映画を製作してほしいです。
    これからもぜひ、良い映画を企画してください。
    楽しみにしています。
    よろしくお願いします。
  • とっても感動的な素晴らしい映画でした。
    この立科には何度か「良い映画」を観に来ました。
    ありがとうございました。
    仲間づくりの種まきの活動!今後も期待しています。(77歳男) 
  • 立科の皆様方のご活躍すばらしかったです。
  • 最後まで感動しながら見させてもらいました。
  • 大変良い映画でした。
    記録的・歴史的な上映も良いかと思います。
    上映会は女性が多い参加ですので、女性向けも良いかと。

秩父事件120周年記念

製作映画「草の乱」上映会

12月14日(土) 
13:30~15:30 
佐久市野沢会館講義室

出演:緒方直人・藤谷美紀・杉本哲太など
監督:神山征二郎

『草の乱』(くさのらん)は2004年公開の日本映画。
秩父事件120周年記念作品。
8,000人の地元住民がエキストラで参加し、事件の真実を伝える。
1884年(明治17年)10月31日から11月9日まで、埼玉県秩父地方を中心に起こった困窮養蚕農民の武装蜂起事件「秩父事件」をテーマに製作された唯一の劇映画(2016年現在)。

先日、佐久地域後援会の旅行「秩父事件の源流を巡る旅」でおとずれた農民終結の椋(むく) 神社が出てきます。協力券、村田が持っています。
ぜひご覧ください。