こんにちは 村田けい子です ’23.3.24 №393

 【3月議会より】

 町独自の「個人情報保護」の規定がなくなる。自衛隊への名簿提供は中止を!

 立科町個人保護条例廃止、個人情報保護法施行条例可決。

村田は反対。

 まず、立科町個人情報保護条例の廃止の是非についての議論が全くなかったことは大問題です。
これまでの条例では、

  1. 個人情報の収集は本人から直接
  2. 思想信条及び社会的身分が含まれる「要配慮個人情報」を収集してはいけない。
  3. 目的外利用や外部提供の制限(取り扱い業務の目的以外に利用、提供はできない)
  4. オンラインによる提供はできない。とされていました。

 ところが新たに提案された条例はその名も「個人情報保護法施行条例」であり、国の法律を円滑に進めるための規定であり、業務の登録(何に情報を提供したかの記録)、審査会を設ける、手数料規定などの機械的なものです。情報保護規定はなくなりました。

今、立科町では防衛省の求めに応じて、18歳、21歳の若者の名簿を国に提供しています。自衛隊法97条の規定(自衛隊員募集の事務の一部を行う)や同報施行令120条(市町村長に必要な資料の提出を求めることができる)を根拠としていますが、すでに町ではポスター掲示の協力は実施しており、また住民基本台帳は「閲覧できる」となっており、自衛隊による情報収集を拒否はしません。

 しかし、町自らから、特定の住民の個人情報を抽出し提供することは、質的に違う問題です。当該個人に情報提供を知らせることもなく、防衛省に名簿を、おそらくはオンラインで(否定しないので)提供することは、住民基本台帳法や個人情報保護法から言っても違法です。

直ちに中止すべきと討論しました。

今週のパチリ!

 我が家にも

     

 我が家の西側の畑にフキノトウが顔を出しました。春です。
農ん喜村や菜ないろ畑にはもう並んでいましたが、我が家でも気が付かないうちに顔を出し花開いていました。
さっそくお味噌汁に散らしましょう。
ちょっとほろ苦い味が春の味。
これから続々と出てくるフキノトウを、油味噌、酢味噌、てんぷらでいただきます。

【来年度予算審議から】

資産割を減らし所得割を増やす改訂

国民健康保険税条例の一部改訂

長野県に国保事業が一本化したことで、各自治体が独自に課税していた4方式(資産割・所得割・平等割・均等割)を3方式(所得割・平等割・均等割)に令和9年度までに統一する。
毎年、税率の改定が行われています。(医療分+後期高齢者医療支援分+介護保険事業分)
令和5年度は、資産税割分−23.94%▲250万円所得割分+10.18%+580万円増額。
この改定により、増額の人54.5%減額の人45.5%に。資産のないアパート暮らしの若者などには増額となります。
影響額は330万円。基金は1億4,200万円もあり、活用すれば、増税しなくて済みます。反対しました。

【据え置き】
  • 均等割…一人あたり21,000円+介護分9,200円(40歳以上に科税)
  • 平等割…世帯当たり27,700円

◎議会の個人情報保護条例、決まる。

◎コロナの蔓延を受け、議会の委員会はオンラインでも開けるように、出席可能に委員会条例を改正。

◎会計年度任用職員の給料表が正規職員と同水準になりました。若年層に手厚い増額改定

*子育て支援

・出産祝い金継続1,015万円増額に。令和4年2月までで24人の実績
  第1子(5万円)5人/第2子(30万円)10人第3子(50万円)8人
・出産子育て祝い金一人10万円(国)350万円
・妊娠届時に(5万円)35人分
・出産後子育て応援で(5万円)35人分

Q,死産などの場合は「町独自でお見舞金」にしたらと提案。

・保育園フルタイム保育士2名配置

乳幼児(0歳児)の増加により、保育士を増員。正規職員が産休・育休などの代替えのため、フルタイムの会計年度職員がクラス担任に。

Q,立科町では、原則子どもの受け入れを断らず、保育士を手配して、ニーズに応えていることは素晴らしいことです。フルタイムの保育士を正職へ登用し、体制強化を求めました。

出産手当金50万円に。医療機関に直接支払われる。

これまでの「408,000円+保険料1.2万円」から「488,000円+保険料1.2万円」に。
出産費用の平均が上がっていることから上げられました。
医療機関から出産の届け出を受けて医療機関に直接支払われます。

*防災

【消防団員の報酬改定】

お疲れ様です。

・自動車係(年9,200円)・ラッパ係(5,700円)・機械係(同左)・警鐘係(同左)の報酬をなくし、以下の役職を増額。

班長40,000円に(旧24,000円)
団員36,500円に(旧13,000円)
自動車班長41,000円に(旧25,900円)
本部員36,500円(旧13,000円)

西塩沢の防火水槽修繕163.5万円

分団からの要望実る。

・LED防犯灯新規増設47.6万円

山部1、大深山1,細谷2、LED防犯灯は100m間隔で設置。

西塩沢住宅団地がいよいよ販売に。

防犯灯やゴミ集積庫などのインフラ整備が必要ではないか、と整備を質問。
A,今後検討する

庁舎に非常用発電設備設定5,200万円

現在、太陽光発電システムが庁舎屋根に設置されているが、まだ蓄電設備はない。法改正で非常用電源が72時間確保が義務付けられて、設置するもの(役場東側駐車場に燃料タンク3コ)。燃料は軽油。

Q,老人福祉センター、体育センターなど広域避難所にも非常用電源確保が必要ではないか、と質問。
A,小型発電機などで対応。

・気象観測システム(移動可)90.6万円

より正確なデータが取れるよう、役場庁舎に加え新たに白樺湖畔に設置予定。これによりきめ細かい判断が可能となる。

*猫去勢・避妊手術に補助制度実現!

50万円/メス8,000円.40頭、オス5,000.36頭
年間60~90頭を予定。
22年6月議会で質問。
愛猫家のみなさん、よかったですね。

いよいよ県議選が始まります。ふじおか義英へのご支援をお拡げ下さい。

31日告示、4月9日投票

「物価高騰で牛に与える飼料も高騰していて、経営が困難になっている。なんとかしてほしい」

牛を数十頭飼育されている佐久市内の酪農家さんの切実な要望を受けてきました。配合飼料の価格が上がり続け、2年前に比べ、2倍ぐらいの価格に。
輸入乾燥(牧草)値上げ幅は1.6倍ぐらいとのこと。
国産飼料の支援を強めたいと政府は方針を示していますが、国産飼料の供給体制はまだまだこれから。
「現時点では輸入される乾燥飼料の高騰分に対する支援もないと困ります」と、酪農家さんは話されました。
「輸入飼料の高騰分への支援は、国産飼料支援に逆行する」と、国会で政府が答弁されていましたが、現状を理解してほしいとのことでした。
日本の様な中山間地域では、広範に飼料を生産することができません。
「牛乳は家畜が命削って生産しています。それを人に対して与えているものです。命を削って生産しています。なぜ水より安いのか。おかしいと思います」離農が進んでいる佐久地域では40軒弱畜産農家さんがいますが、昨年3軒廃業に追い込まれてしまいました。

飼料値上げ分への支援が一回の助成金で終わっています。飼料の高騰が続く限り、継続した支援をお願いしたい、と訴えられました。

コロナの影響で肉牛も牛乳も売れなくなっています。将来不安しかないと。

お話ししてくれた酪農家さんは、お子さんが小、中、高と3人おられます。子どもたちのために簡単に酪農をやめるわけにはいかないと話していました。

日本の食料自給率はカロリーベースで4割を切っています。政治の責任で食料自給率を引き上げるために、日本の農業、長野県・佐久地域の農業を全力で守る政策が強く求められています。米、野菜、りんごなどの果樹、そして畜産、酪農、全ての農家さんが農業機械、資材、肥料、飼料などの高騰で苦しめられています。

農業資材などの高騰に対する継続した補助制度の実現を!
抜本的な農業支援政策の実現へ!全力でがんばります。

(3月22日ふじおか義英ブログ)