【No.452】議員提案で意見書を提出したが、不採択に。今年の4月から訪問介護の報酬が引き下げられて、経営危機に。/

「訪問介護費の引き下げ撤回と介護報酬引き上げの再改定を早急に行うことを求める意見書」採択、相次ぐ。

当議会否決

佐久穂町・川上村は採択(6.20信毎報道)

 今年4月1日より、訪問介護事業のヘルパーに支払われる報酬単価が切り下げられて、事業所とヘルパーの減収になり、一層経営が厳しくなっています。処遇改善加算等がつきますが、それには複雑な事務処理が必要です。

こうした事態を受けて、村田は議員提案で上記の意見書案の提案を芝間議員の賛同を得て行い、議会最終日の本会議にかかりました。

賛成討論を芝間議員が、反対討論は榎本議員、森沢議員で、賛成者(今井英昭議員、小野沢議員、芝間議員、村田)少数で否決され、意見書は挙がりませんでした。

《事業所へのアンケートでは9割が納得せず》

長野県社会保障推進協議会が’23年、長野県内482の事業所にアンケートを実施。200を超える事業所から回答を貰い9割を超える事業所が基本報酬引き下げに納得していません。

厚生労働省2023年調査でも全国481か所/1,311事業所の36.7%が赤字と回答。小規模・零細事業所ほど赤字が大きく、訪問介護事業所の倒産は、昨年、過去最悪となっています。(人手不足・物価高で)

政府は「訪問介護事業が黒字である」との事から基本報酬引き上げを決め、実施しましたが、都市部の大規模事業所が平均利益率を引き上げ、立科町のように、農村部では、一軒一軒が離れており、都市部のような効率的なサービス展開はできません。同時に行われた様々な加算も、事務を行う職員が確保出来ない零細な事業所は受けられません。(50.5%が加算を取るのは厳しいと回答)

《しわ寄せは利用者と訪問ヘルパーに》

今でも、訪問ヘルパーの担い手は不足し、昨年は15.5倍の求人があったとのこと。

そもそも訪問介護のヘルパー報酬は、移動時間は考慮されずに、サービスを提供した時間だけが、報酬対象です。

 その単価が、10円、20円/時間と引き下げられれば、一層収入は減り、事業所は経営が苦しくなり、利用者にしわ寄せがきます。すでに利用料を上げることへの了承を求める書面が利用者宅に届いています。今後さらに深刻な事態が進みます。次回は、議員に、資料読み込みの時間をきちっと確保することしっかりと理解してもらえるよう、取り組みを強めます。

《事業所の切実な声》アンケートより

〇加算を取るのが「難しい」と回答事業所

・加算をとるための研修などが間に合わない、/算定要件が厳しいため/日々の業務方のため、細かな事務まで業務が困難であり、人件費等による雇用負担が生じる。

《悪化すると答えた事業所》

  • 地方では、移動時間後車を利用することでガソリン代もかかる。その辺も考慮してほしい。
  • 国は在宅での介護を推奨しているという認識でしたが、この訪問に対する仕打ちがひどすぎる。加算要件を算出してもマイナスになる。
  • 基本報酬の大幅な引き下げで処遇改善加算がアップされていても、現状、今までより減収になっている。/このままでは訪問介護をやる人はいなくなります。

今週のパチリ

 ニンジンの花

 植えっぱなしの人参、塔が立ち花が咲きました。
セリと同じ仲間。
葉っぱをゴマ油でいためて砂糖・醤油で味付けもおいしいです。
チジミも良しとのこと。

蓼科農ん喜村総会盛大に開催!立科町の元気を発信!

6.18コロナ禍でも会員も収入も増に。
理事者とスタッフ、生産者の努力の結実
営業収益1億5千万円/会員は285人に(+13人)

老人福祉センターを会場に開催された第22回定期総会。竹花信明村長の意気高い事業報告に、参加者一同、感銘を受けました。

会員増は、菜ないろ畑の3か月間の休業を受け農ん喜村の会員となった生産者も含め、13名の会員増、収入もリンゴの凍霜害を受けた不作もありながら、前年を上回る増収となりました。

現在、直売所の新設を受け、きれいな直売所で大勢のお客さんが訪れ、いつも駐車場がにぎわっています。

また、7月からは食堂部分と、新たに観光案内所も設ける工事が始まるため、7~9月までの農ん喜亭はお休み。(山の女神湖センターで食堂部門は営業とのこと)その分の減収も見込みますが、今年度もしっかりと地域の雇用と生産者の営業を守って頑張ると決意表明をされました。

農業法人を担う理事4名は選出されましたが、代表は報告されず、理事に一任となりました。

来賓には、町長・議長を始め、国会議員・県会議員が列席し、藤岡県議もご挨拶。
やる気に満ちた盛大な総会となりました。

「農ん喜村にクーラー設置を」、「西からくる国道に右折レーンを」と私も整備について質問しましたが、農ん喜村に関わる皆さんのご努力の成果と嬉しく聞きました。

道の駅「女神の里」がにぎわっていると、当町を訪れる方たちに「きれいなトイレ」とともに「元気な町」との印象が残ることでしょう。村長はトイレのきれいさをきちんと評価していて、お掃除に携わっていらっしゃる方たちは、日ごろの苦労が報われる思いだったのではないでしょうか。

立科町消防操法大会6.9(日)

今年も西塩沢分団が優勝

小型ポンプ操法の部

立科町役場駐車場を会場に行われた消防ポンプ操法大会。15分団の出場で競われ、昨年に引き続き、西塩沢が減点3.3というダントツの成績で優勝しました。火と書かれている的を落とすまでの操作時間は45秒。無駄のないきびきびした動作で、走り方も水際立っていました。2位十20点の差。

指揮者の気迫のこもった号令、ホースを運び接続し、水を送る。目を見張る動作の連続で、会場からは「すごい速いな!」「全然違うな」と称賛の声があちこちから聞かれました。

大会では緊張のあまり、足がもつれて転倒したり、ホースの接続が外れてしまったりアクシデントも続出。日頃の練習の成果をいかんなく発揮することさえ、難しい中、頑張りました。

「ラッパ吹奏の部」でもなんと3位。高音がきれいに伸びやかに演奏されていました。ポンプ操法が昨年優勝したので、ラッパでもガンバロウと毎晩のように練習した成果が出ました。

北佐久郡大会は23日、県の合同庁舎です。

6.23(日)沖縄慰霊の日に連帯する佐久集会

沖縄の今を伝えるドキュメンタリー‘戦雲’

13:00-15:15
16:00
18:30

鑑賞料1,000円佐久教育会館