蓼科農ん喜村の改修予算決まる/全面改築すべきの意見も

 農ん喜村の改修をめぐる臨時議会9.26 

 賛成討論3人、反対討論2人で賛成多数9:2で可決

改修費1億800万円

  • 財源/町債(過疎対策債)8,000万円
  • ふるさと活性化基金より繰り入れ3,000万円

観光庁の補助事業に採択されれば、基金からの繰り入れ3千万円は国の補助金に差し替え予定。

 【主な改修点】

  1. 農産物と土産用に本建物の北側に新たに2棟建てる。面積130㎡現況より30㎡広く。
  2. 食堂の座席を増やす、小上がりを撤去し椅子席に。大型バスにも対応する100人規模に。
  3. ツアーデスクを設け、里と山の観光案内を兼ねたカフェに。観光協会より案内人を常置。
  4. そのためにこれまでの野菜置き場、カフェ部分を撤去し、できたスペースを有効活用。

工事は来年3月をめどに。

 本会議に先立つ全員協議会で改修の設計図(ページ下部)をめぐって、様々な質疑が交わされました。
討論では以下の論点がありました。(村田のまとめは概様です)

 反対討論に、今井健児議員・小野沢議員が立ちました。
要旨として「活性化に重要な施設だからこそ、多くの町民に知らせ議論を。2棟新設により、駐車場が減り、位置的にも事故などの危険性が増す。全面建て替えを」などです。

 住民からのお問い合わせ

 信濃毎日新聞9月17日付け朝刊一面の「共同通信が全国の自治体首長を対象に行った人口減少問題に関するアンケートで、長野県内77市町村のうち73%に当たる56市町村が自治体消滅への危機感を抱いていることが16日、分かった。」とする記事の中で、「無回答」の自治体に立科町が入っていました。

住民から「なぜ、回答をしなかったのか」と問い合わせがありました。
9.26臨時議会後の全員協議会で、議長からも同様の質問があり、町長は「入院していたため、回答ができなかった」との答弁がありました。
町長が入院していたことは議長にもお知らせが無く、また、町長宛てに来た文書を、副町長などがチェックする体制になっていなかったことも明らかとなりました。
役場の危機管理体制、(この場合は町長に何かあった場合)の事務処理や対応の取り決めはないのでしょうか。
本来は副町長が代理として働くのではないでしょうか。このことを通して、役場の弱点が浮き彫りになったのではと思います。

 今週のパチリ!

 こんなところに
    2匹仲良く

 皆さん、なんだと思いますか。
農ん喜村の自販機でジュースを買おうと思って、コイン入れにお金を入れ込んだ時、『おつり』のレバーに何かいるのが目に入りました。
よく見るとカエルが2匹。今日は結構暑くてレバーの下も熱いと思いますが、2匹並んで、じっとしています。「ずいぶん長いこと、ここにいるよ」と見ていた人が言います。
「生きているのかな」とちょっと指で触るとピクリと動きました。
「カエル君も暑いよね」と言いながら、そのままにしておきました。
いじめる人がいないのが、いかにも立科町らしいです。

設計図を公開【蓼科農ん喜村改修計画図】