【No.496】大阪忠岡町町長選結果/立科町議会6月議会

 大阪忠岡町に是枝共産党員町長誕生

5月20日投票の大阪府忠岡町長選で、是枝綾子さんが共産党員であることを公表して選挙戦に立候補、保守系の2候補を抑え、65票差で競り勝ち、町長に当選しました。

是枝氏は元町議。
前維新町長による官製談合による不正で、町政への不信が蔓延し、「町政に信頼を取り戻す」「町民の暮らし応援」を掲げました。

当選すると直ちに
「産業廃棄物キッパリ廃止」
「最低制限価格の事前公表による談合防止策」
「20億円の基金を活用した物価高騰対策として水道料金の値下げ・給食費無償化」
を明言。
町民から期待が沢山、寄せられています。

7か月前に町長選があり、是枝氏は立候補、現職に敗れましたが、前町長が官製談合の疑いで書類送検されたことを受けて行われた町長選に再び立候補、当選しました。

是枝氏は、9期33年、町議を務め、町長選に伴い町議を辞職。今回の町長選と同時に行われた町議補欠選挙では、高迫照子氏(共)が立候補、当選しました。
不正を許さない日本共産党への信頼が示されました。

 5月21日付新聞赤旗では、初登庁の様子が報道されていましたが、町長の訓示で、「選挙の発端は官製談合疑惑であり、不正のない清潔な町政を進めて町民の信頼を回復していきたい」と強調。
学校給食費無償化、水道料金の引き下げなど物価高騰対策を行い、町民の暮らしを支えるため、職員と力を合わせていきたいと意気込みました。

また、「私は日本共産党の党員で町民からも注目を受けています。日本共産党は国民の苦難軽減と住民が主人公の政治を目指しており、町政運営と矛盾するものではないと考えます」と語り、さっそく地区懇談会の日程調整を指示したとの事です。

 「水道基本料金無償化」この夏に。

東京都、共産党都議団、繰り返し値下げを求める(5.21付しんぶん赤旗)

赤旗によれば、東京都では物価高騰対策として水道料金の基本料を数か月間無償にする方向で6月議会に補正予算を計上の予定。

水道管の口径の大きさにより料金が決められ

一般家庭向き
13ミリ・・・860円/月
20ミリ・・・1170円
25ミリ・・・1460円

水道料金は基本料と使った量に応じてはっせいする従量料金とがありますが、今回は基本料を無償とするとの事です。

エアコン使用で電気料が増える中、大きな前進ですね。参考になります。

今週のパチリ

 みわたせば 田の隅々に水満ちぬ
       空山映し 早苗を待ちぬ
                桂子読む

 任期後半2年間は、社会文教建設常任

委員会の委員長を引き受けましたが、その委員長の仕事の一つが、温井配水池の水神祭(安全祈願祭)で短歌を披露することで、苦心しながらはじめて詠んだ歌です。

一面の田に水が満ちて、静かに田植えを待っている情景です。
水神祭の神事(町長が務める)のあと、水利の関係者のごあいさつがありました。
六川利一土地改良区理事長は「今年は雨が少なく、例年より3割方少ない。春先の雪も、気温が高いことから蒸発してしまい、

赤沼(女神湖)の水位が例年より80cmも低く、危機的な状況。
しかし水田に水を回すために、池の水を流している。貴重な水を有効に使ってほしい」

【蓼科山から水を引く】

「今の用水路は、蓼科山から用水路を作って水を引いた先人がいたからできたこと。
塩沢セギは六川長三郎(1641年測量開始、43年測量完了、44年工事開始)その後、宇山セギは遠山長作と土屋庄蔵、八重原セギは黒沢嘉平が中心でつくったものだが、いずれも小諸藩の統治時代になされたもの。わずか37年間の間に実行されたことで先を見越した素晴らしい偉業だと思う。今日は水神祭なので雨ごいをして、雨が沢山降るよう祈ってほしい」

翌日、朝から雨、恵みの雨が降りました。

6月議会に3つの陳情すべて社文建委員会で審議されます。

  1. 「更なる少人数学級推進と教員増のための教育予算確保」と「義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充」を求める陳情書
    提出者:長野県教職員組合佐久支部立科町単組
  2. 「カリキュラム・オーバーロード」の改善を求める意見書採択の陳情について
    提出者:長野県教職員組合佐久支部立科町単組陳情書の中に「不登校の子が、小中高合わせ41万人で毎年過去最高を更新し続けている(23年度文科省調査)。」との記述が。
    立科町の現状がどうなっているのか、委員会の中で聞きたいと思います。
  3. 高額療養費の限度額引き上げの撤回を求める
    陳情提出者:佐久地区社会保障推進協議会

参議院選挙をにらんで「凍結」されましたが、選挙が終われば引き上げられる危険が予測されます。

軍事費ばかり突出し、社会保障・福祉・教育が犠牲にされる政治ではあべこべです。

ぜひ、地方から「撤回」の声をあげましょう。

1.どの子にも行き届いた教育をするため、国の責任で以下の3点を検討し、必要な教育予算を確保すること。

  1. 更なる少人数学級の推進
  2. 複式学級の学級定員の引き下げ
  3. 教員基礎数算出に用いる「係数」の改善

2.教育の機会均等とその水準の維持向上のために必要不可欠な義務教育費国庫負担制度を堅持し、負担率を2分の1に復元するなど拡充すること。

1.子どもたちの豊かな学びを保障するため、「カリキュラム・オーバーロード*」の早期改善、および学習指導要領の内容の精選などを行うこと。
※「カリキュラム・オーバーロード」とは、国の教育課程基準に基づき、学校が定めた教育課程の時間数と内容が過多(過積載)になっていて、子どもや教職員に過大な負担が掛かっている状態。

子どもを持つがん患者へのアンケート高額療養費の限度額が引き上げられた場合

「治療中断」4割「治療回数減」6割

いのち縮める高額療養費制度の見直し

所得区分現在の上限額/月・世帯2025年8月〜2027年8月〜
住民税非課税15,000〜
   35,400
15,400〜
   36,300
15,400〜
   36,300
〜約370万円〜57,600〜60,600
〜約510万円約88,000円
〜約650万円約113,000円
〜約770万円約80,000円約88,000円約139,000円
〜約1160万円約167,000円約188,000円
約290,000円
〜約1650万円約444,000円