全県地方議員会議資料より:「こんにちは437」

 全県地方議員会議資料より①

 私たち日本共産党では地方議員を対象に、各議会の中間に会議が開かれます。
議会活動に活かせるように、自治体での取り組みや、長野県、国の動向などについての資料が配布され、お互いに報告をして、情報交換をします。

私も立科町での「返さなくてもよい給付制奨学金制度」や「ネコの繁殖制限手術への補助制度」「保育園・小中学校の給食費無償化」など、前進した内容について報告をし、また、各自治体の先進事例を学びます。
先日(2.7)行われた全県地方議員会議の資料から、進んだ内容について、お知らせします。

 1.長野県が子どもの通院医療費について

助成対象を「中学3年生」まで引き上げると公表。
現在「小学3年生まで」。
これにより、町が単独で、小学3年生から18歳までの通院医療費を負担していますが、県が半分を負担することで、かなりの財源が浮くことに。
500円の自己負担金をなくすことにも回せます。

 2.県が「3歳未満児保育、第3子を無料化」

現在町では、保育料を第3子を無償、第2子を半額としています。
副食費については全額町負担となり、無償化しています。
今回は「県が第3子の保育料を無償化すること」で、町が単独で無償にしていた分が、財源的に浮くことになり、他の施策に回せます。

 3.県が市町村応援の交付金創設

未就学児・家庭を支援する事業に。24年度に新設。
「どこに住んでいても子育てしやすい県に」(阿部守一知事)

 今週のパチリ!

 季節のかざり
   ほっこりと

 役場庁舎2階の玄関を入る通路右側に町の掲示板がありますが、その掲示物がいつも楽しくディスプレイされていて、ほっこりします。
優しい雰囲気が漂っています。

角1本と2本角のなかなかお茶目な鬼たちと、イワシ、豆、恵方巻もあります。

「どなたが?」と伺うと町民課の職員さんでした。
「もう節分が過ぎたので、別なのに替えなくちゃいけないんですけど」とおっしゃっていますが、訪れた方たちの顔が思わずほころびます。

 全県地方議員会議資料より②

4.子ども医療費ペナルティ廃止

国はこれまで、自治体が子どもの医療費無料化などを推進すると「在世にゆとりがある」と言って本来の交付金から減額するペナルティ措置を行っていました。
共産党ではこのことを問題にし、ペナルティではなく、むしろ支援を求めてきましたが、このほど国は、「2024年度から18歳未満の医療費無料制度についてペナルティを廃止することを決めました。(‘23.1.20)
自治体によってはペナルティがあることを理由に無料化をためらう自治体もありました。
これによりこれまでの償還払いから「窓口無料(現物給付)」かが進むことが期待されます。
また、ぺナルティがなくなることで500円の自己負担金をなくす財源にすることもできますね。

5,長和町では18歳以下の子どもの国保税均等割り額を無料に

2022年4月から、未就学児の均等割りについて,1/2となっています(国、県・町の負担)。

  • 南木曽町では均等割り1/2を町が補助して独自に減額
  • 木曽町では対象年齢を18歳以下に拡大し、翌年に加入した人一人に付き1か月1,000円を支給
  • 小海町では第3子以降の均等割り額を補助=未就学児軽減や法定減額したとの金額を支援・・・均等割りが0に

このように、子どもに係る均等割り(立科町では合計で27,000円、未就学児は1/2の13,500円/年額)を無料にする自治体が出てきました。
新たに阿南町・松川村でも「今後検討を予定している」とのこと。
どこの自治体でも、「子どもの均等割りをなくして」と運動を続けている成果が出ています。

6.補聴器助成自治体が増えています

木曽町、南箕輪村、飯綱町、南木曽町、南牧村、伊那市、松川村、中川村、阿智村、富士見町、飯島町、下諏訪町、飯山市、大町市の14市町村。
加齢による難聴に対して、補聴器取得に補助ができています。
全国で238に。

東京都港区では、補聴器相談医が補聴器の装用を必要と認めた60歳以上の住民に、13万7千円まで助成します。(住民税課税者には2分の1)
制度を始めた22年度の利用は523人と、当初の見込み220人を大きく上回りました。
(しんぶん赤旗1月30日付)

7.入学祝い金制度南牧村で入学祝いなど

金10万円に増額小学校・中学校・高校入学時に10万円支給に改善。

小海町では小学校入学時3万円、中学5万円卒業時5万円支給。(第3子以降)

小海町では大学進学支援金として、30万円支給。

坂城町でも給付型の奨学金制度ができ、月額5千円から10,000円に拡大されましたが、立科町は3.5万円/月12名限度

各自治体では子育て家庭の経済的負担軽減のために様々な努力を続けています。

立科町では保育園・小学校・中学校の給食費を無償にして、「助かっています」と喜びの声が届いています。