【No.520】12月議会/社会文教建設常任委員会視察

 12月議会が始まります

 月日時刻会議名内容
12月2日(火)10:00本会議 広報公聴委員会議案上程・提案説明
12月3日(水)10:00本会議 全員協議会・町長召集の挨拶
・諸般の報告
・議案上程
・提案説明
12月4日(木)10:00一般質問1~5番
12月8日(月)10:00一般質問6~7番
12月9日 (火)9:00社会文教建設常任委員会診療報酬・介護報酬及び障害福祉サービス等報酬10%以上の引き上げを求める陳情書
12月10日(水)9:00総務経済常任委員会・飼料価格高騰対策事業
・索道(ゴンドラなど)料金
・御泉水自然園の入園料の引き上げの条例案改正
・「農ん喜村・女神の里たてしな」の指定管理
12月12日(金)13:30本会議 全員協議会委員長報告 討論・採決

 【索道料金の引き上げ案】

諸物価高騰の折、条例上の最高額を引き上げ、指定管理者がその範囲内で料金を決められるようにするもの。
『 現在の1.5倍にもなる料金でお客さんが入るのか。』
町民は夏山は無料・冬山は平日・日曜午後は無料、自然園は年中無料
*主なもの()内は条例の上限額

変更案変更案現在
夏山 片道大人2,400円1,200円
(1,200円)
夏山 ペット一匹1,000円500円
(500円)
冬山 片道大人1,800円1,000円
(1,200円)
冬山 一日大人9,000円5,800円
(6千円)
御泉水 入園料一人900円600円
(700円)

今週のパチリ!

交通安全
   飲酒運転撲滅

 「りんご、できたよ!」とご連絡があり、菜ないろ畑に飛んでゆくと「交通安全」「飲酒運転撲滅」と文字もクッキリ白抜きの立派なリンゴが届いていました。

キャベツの中に真っ赤なリンゴを置くと、とても映えます。
居合わせたお客様が「これいくらで売っているんですか」と問われ「売り物ではないので」とお断りをしたものの、「クリスマスプレゼントに、お正月のお祝いにと贈ってもらえたらうれしいよね」「もったいなくて食べられないよね」「玄関に飾っておくよね」と話が弾みました。
このようにクッキリと白抜きにするのは大変難しいとのこと。
交通安全を願う住民の方の熱い気持ちが伝わります。
感謝・感謝です。

11月6-7日社会文教建設常任委員会視察大熊町【学び舎ゆめの森】

みんなが思い思いに集まる広場

福島第一原発のすぐお隣に位置する大熊町では、3.11の被災後、直ちに会津若松市に全町避難。
同市の廃校舎などを借用して学校を運営してきたが、このままいくと「大熊町そのものがなくなってしまう」との危機感から、まずは保育園・学校を建設しようということで、国の復興予算を使って校舎の建設事業に着手。

原発事故の教訓も踏まえ、これまでの価値観を全面的に見直し「一人一人を大切にした学び」を前面にして、保育園から中学3年生までのこどもたちが、年齢にこだわらずに一緒に学びを進める義務教育学校として23年度開校。

校則はなく、問題があればみんなで話し合ってルールを決める。金曜日は子供たちが自分のやりたい学習を自らプログラムして研究・探索・練習などする。

広場の周りをぐるりと各教科のブースがある。
画像は理科のブース、人骨模型や子供たちが集めた昆虫の標本が飾られていた。
関連の図書や学習教材が並んでいる。
中学校のようである。

(当初9人)教育理念に賛同して‘25年11月現在99名在籍

  • 施設建設費:56億円、全額国費(福島再生交付金)…資材高騰で10億円オーバー
  • 維持費:町費(小学校2、中学校1が1つに統合されたので、維持費はそれほどかからないとの事、効率的な冷暖房
  • 現在の在籍/保育園児38名、義務教育学校61名 合計99名(11月現在)

ちょうど金曜日の午前中に視察に行ったので、個人の自由なカリキュラムの時間で、思い思いの学習をしていた。
この子は地理の学習で、薄板になっている壁に福島県の町村の形を描きながら名前を覚える学習をやっていた。

別の子たちは、保育園に行って音楽の授業を園児と一緒に楽しんでいた。

体育館はとても広くて立派だが、子どもが少ないため、中学1~3年生全部で10人足らずでバスケットの練習をしていた。

教室の壁はなく、いたるところに机、いすがあり、自分の思い思いの場所で学習できる。
机も自由に組み合わせ変形できるフレキシブルなもの。
グループの大きさに合わせ自在に変えられる組み合わせのできる机。

【マイクロバスの車窓から】除染した土を入れた黒いフレコンバッグ。

かつては美田であった田が、草ぼうぼうの荒れ地となって放置されていた。庁舎など一部だけは除染したが、若い世代は戻らない。

原発と人は共存はできない。