【No.478】'25迎春・立科町12月議会一般質問

’25迎春

与野党逆転、緊張感のある国会へ

日本ではとうとう与野党逆転の衆議院を作り出し、閣議決定で物事がトコロテン式に決まる図式に終止符を打つことができました。その立役者は「裏金つくり」を大スクープした共産党の赤旗であったことは紛れもない事実です。

さっそく憲法審査会の議長、予算委員長も野党が占めて、強行採決も封印されます。政治の激動もさらに予測されます。

国民の声が通る国会へ

‘25年度の参議院選で再び、与野党逆転を作りだせば、石破内閣の軍事国家づくりにストップをかけられます。今後あらゆる場面で野党との調整が必要になり、自公独裁に歯止がかけられ、国民の要求が通る可能性も広がります。

 緊張感のある議論を通じて、国民のための政治へと大きく踏み出す年にしたいものです。

 ’24年は自然も政治も激動

‘24年度は激動の年でした。1月元旦から能登半島地震が起こり、7月の猛暑・酷暑は歴代の記録を塗り替えるほど。熱中症での救急車の出動も記録的。立科町でも9月11月の豪雨で田んぼの法面や排水設備が破壊されました。

リンゴ栽培ではカメムシの異常発生、炭疽病などの多発により被害が発生。10月になっても暑さが続き、リンゴが色づかずミツがのらないなど生産者泣かせの年となりました。2年連続の被害です。異常気象はもはや疑いもなく、やりたい放題の資本主義に赤ランプが灯っています。

平和憲法を持つ国が

世界ではウクライナ・ガザ・シリアなど戦火が止まず、戦争の愚かさを痛感しています。非戦の誓いを持つ日本国憲法の国が、平和を作り出す運動のイニシアチブを発揮できる日を強く望んでいます。

 ここにある希望

暮れには高校駅伝で長野東高校(女子)佐久長聖高校(男子)がそろって優勝。大谷選手はじめルールにのっとりベストを尽くす若者たち。バレーでもサッカーでも国を超えて活躍する姿は、新たな国際関係を示唆しています。

被爆者の団体がノーベル平和賞を受賞したのも世界の願い・希望です。

‘25年が平和な年になることを心から願います。

今年もよろしくお願いいたします。

今週のパチリ

 丹頂ツル

新田のわら細工名人が今年も初挑戦で、九州地方の正月飾りを見事完成しました。

今放送中の「おむすび」の中で一瞬、背景として映り込んだツルを見てパチリ。

「作ろう」と思ったとのこと。
いろいろ試行錯誤してしめ飾りもつけ美しい鶴ができました。
凛とした神々しい鶴です。

作者の気迫が伝わります。

12月議会

[一般質問]

物価高騰の折、町民の暮らし応援策について

Q,子ども医療費自己負担分を無くすべきでは。
A,議員にいわれるまでもなく検討している。

Q,中学卒業・高校入学の生徒に祝い金の形で支援ができないか。
A,中学卒業のすべての生徒対象に支援を最終調整中。

12月5・6日と一般質問が行われ10人が質問。
私は熱中症対策と生活防衛・支援について質しました。

熱中症対策

熱中症対策/救急車の搬送、全国では過去最多

  1. エアコン設置に町の補助を。
    上田市では65歳以上非課税世帯に5万円を上限に1/2の補助。
    「せめて高齢世帯や寝たきりの要介護者世帯を優先に」と求めました。
  2. 体育館にエアコンを。
    普通教室はエアコンが入ったが、広域避難所でもある体育館にも設置すべきと求める。
    国は23~25年度の3年間に限り、補助率を1/2に引き上げて、設置を後押し。
    断熱効果のあることが条件なので、町の小中体育館は対象外とのこと。
    文科省に相談してみてはどうか。と後押し。
  3. クールシェアスポットを増やして
    *冷房完備の設備を一般住民に開放している場所今までのふるさと交流館だけでなく、役場会計室のソファの場所と中央公民館の和室を開放したとのこと。
    複数人でも予約なしでふるさと交流館に滞在できます。
    涼しい公共施設を大いに利用しましょう。

生活支援・物価高対策

生活支援・物価高への対応を。

①ガソリン補助・「あったか灯油券」の復活を。

A国の交付金が出たら検討する。
*財政調整基金がある。
前倒しで実施すべきではないか、と求めた。

②子育て支援で県が無料制度を中学3年生まで広げ、町の負担が軽くなり、さらにペナルティがなくなったことでの影響額は。

A,120万円と15万円、合わせて135万円。

③子どもの医療費の完全無料化を。

(500円/自己負担分月1医療機関当たり)
和町・小海町・南木曽町などすでに実施

A,議員にいわれるまでもなく、考えている。

④国保税の中の子どもの均等割り(年2.7万円)を無くすべき。

A113人/高校卒業までの人数。財源は264万円

⑤中学制服代への補助制度作るべき/10万円

程にもなる。A町民から要望はない。
また、リサイクル制度も作るべきだが。

A,PTAがやること。親同士で譲り合っているため、要望はない。

⑥高校生への支援は?

タブレット・制服代などお金がかかる。

A,今年10月から国の児童手当が高校生まで広がった。(第1・2子1万円、第3子3万円)町独自では考えない。

Q,中学卒業祝い金(仮)で高校入学への負担軽減を。

A中学卒業のすべての生徒対象にした支援策を現在最終調整中。来年度から実施予定。

*「教育費はこれを無償とする」憲法第25条教育費の保護者負担をなくすべきです。

[12月議会に掛かった主な議案]

*会計年度職員にも勤勉手当が付き、4月に遡って支給。
正職員と同様の支給率に。
平均で約21万円の増額。

*指定管理者制度(女神湖センター・索道事業)
これまでの管理者にひきつづき。

*補正予算ふるさと寄付金5千万円
豪雨災害の復旧工事に使うことに。

*果樹の難病対策費で250万円…腐乱病にかかった樹木の伐採と伐根の費用。

*シャインマスカットの苗木補助に116万円国の制度にもれJAの補助事業に応募した農業者に苗木と果樹棚へ1/3補助。

*新たな町営住宅の設計図示される。