【No.446】「全面的な施設更新の緊急性は薄いと思う」 安全索道株式会社の見解-町の調査結果報告書を見ての感想

 【4月23日 議会総務経済常任委員会】

「全面的な施設更新の緊急性は薄いと思う」安全索道株式会社の見解

-町の調査結果報告書を見ての感想- 

 議会総務経済常任委員会では、委員会審査の一環として、2つのスキー場の建設に携わり、現在もメンテナンスに関わっている安全索道株式会社に意見を聴く会議を持ちました。

詳細については、会議録が出来上がった時点で正確に表現できますが、概略として報告すると「町の依頼した調査会社の報告書は、目視による調査で、老朽化による細かなヒビ、腐食はあるが、索道施設(ケーブル)を支える支柱などの本体には決定的な老朽化は見られないと考える」というものでした。

「設備もさびや微細なヒビなどは見受けられるが適切なメンテナンスをしていればもつ。すぐに更新しなければならないということはない」との事。

「あとどれくらい持つと考えるか」「20年から30年は大丈夫と思う」との事。

町の依頼した調査報告書とは、緊急性については温度差があるものとなりました。

安全索道株式会社による調査報告書をとっくに町に提出していた。

同社への聞き取り調査の中で明らかとなったのは、同社が、事故原因の調査報告書を昨年10 月6日に提出していたことです。

令和5年2月15日に起こった2in1南平クワッドリフトの搬器椅子部フレームが破断し、3名が雪上に投げ出された事故の調査を安全索道株式会社が建設担当として、調査し、その報告書を同年10月には提出していたことも明らかになりました。(議会には提出されていません。) 

 安全索道株式会社は、事故後、すべての搬器を専門家の立場から調査。

事故を起こした搬器は椅子部のフレームと圧索装置をつなぐ補強版の溶接部が破断していることから事故原因を以下のように考察・記述しています。

「7項目の各種調査によって得られた結果、並びに疲労の進行が断続的にあるときに見られる特徴的な縞模様(ビーチマーク)が確認できることから、椅子部フレームの破断は、疲労破壊によるものと認められる。疲労破壊の要因となる材料強度、負荷状態、応力状態、環境状態等について観察された状況ではいずれも単独で原因となりうる可能性は極めて低い状態であることから、複数の要因が重なったものと推察される。」

「破断した当該搬器の椅子部フレームは、溶接部の形状が他のものと比べて、調査ではわからない応力集中しやすい状態にあった、あるいはこの搬器のみに落下や接触などの外的要因が作用したと考えられる」とあります。

また、「定期的に適切なメンテナンス調査をしていれば腐食などによる変化はわかり事故は防げるはず」とも。衝撃的なお話でした。

 委員会として町に情報請求を行い、その報告書を取得。今後、その内容を読み込み審査に活かしたいと思います。

今週のパチリ

 芝桜の丘

 西塩沢の新名所、芝桜の丘です。

かつては荒れていましたが、地域の人が一生懸命に手入れをして見事な芝桜のじゅうたんが広がる丘になりました。
細谷から西塩沢に向かう坂道。
馬頭観音も花の中です。

5月11日 日本共産党佐久地域後援会総会

「今の政治は何だ!」自民党を退場させよう!

5月11日(土)佐久市民創錬センター

10:00開会~11:30 

第1部アトラクション/総会

第2部井上哲士(さとし)参議院議員

裏金議員を許すな!自民党を追い詰める共産党と野党の共闘・激動の国会報告

立科支部の「お茶べりの会」の

活動報告も予定。

能登半島地震支援物資

を募集します。

*〆り5月19日17時まで

*運転ボランティアも大募集

5.21-22と藤岡県議と有志のメンバーで被災地支援に行きます。

仮設住宅に入居開始で行政の食糧支援が打ち切りになり、断水が続いて困っている地域に支援に行きます。別紙折り込みの物資を募集します。ぜひ、ご支援をお願いします。募金も大歓迎です。物資を確保してお届けします。